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 北米を代表する自動車展示会「ニューヨーク国際自動車ショー」が17日開幕した。日本、欧米メーカーとも北米市場で売れ筋のSUV(スポーツ用多目的車)の出展が目立った。

 トヨタ自動車は、中型SUV「ハイランダー」の4代目モデルを世界初公開した。3列シートで車体の全長を6センチ伸ばし、荷室を広くした。2・5リットルエンジンのガソリン車は12月、ハイブリッド車は来年2月にそれぞれ販売を始め、北米以外の市場にも順次投入する。

 米国の新車市場は、販売台数の7割をSUVやピックアップトラックなどの大型車が占めるようになった。北米トヨタの販売責任者、ジャック・ホリス氏はSUV市場の拡大はさらに続くとみており、「ハイランダーはそのリーダーであり続ける」と語った。

 スバルは中型SUV「アウトバック」を5年ぶりに全面改良した6代目のモデルを世界初公開した。スバルでは最大となる11・6インチで縦型のカーナビ画面が特徴。ガソリン車のみで、秋から米国とカナダで売り出すが、日本での販売は未定という。

 マツダは、主力のSUV「CX―5」に排気量2・2リットルのディーゼルエンジンを搭載したモデルを公開し、7月に売り出すと発表した。同社として初めて米国市場に投入するディーゼル車となる。

 米国で売れるのはほぼガソリン車で、ディーゼル車の販売比率は1%に満たないが、「一部消費者に根強い人気がある」(北米マツダ幹部)として導入を決めた。北米マツダのジェフリー・ガイトン社長は「他とは違うやり方で革新を遂げる。新ディーゼルはその好例だ」と述べた。マツダ6(日本名アテンザ)にディーゼル車を加えることも検討しているという。(江渕崇=ニューヨーク、近藤郷平)