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 新元号ゆかりの地となった福岡県太宰府市の九州国立博物館は、23日から12月22日まで、新元号の典拠となった万葉集や大宰府政庁跡から出土した鬼瓦など約30点を展示する特別企画を開く。

 大伴旅人が主催した「梅花の宴」につながる「歴史」と「交流」をキーワードに、五つのコーナーの要所にパネルや配布用資料を置き、6世紀前半の「磐井の乱」など、大伴氏と九州がつながる歴史の流れを解説。大宰府の文化的側面も遣隋使、遣唐使の役割から説明する。

 新元号「令和」が引用された「梅花の歌三十二首」の序文が書かれている万葉集巻五の江戸時代の版本(同博物館所蔵)、岩戸山古墳(八女市)やチブサン古墳(熊本県山鹿市)から出土した石人(せきじん)、遣唐使船で輸出入された漢籍や香木の復元品などを展示する。

 小嶋篤研究員(35)は「新元号に関する問い合わせが多く、特別展を始めることにした。古墳時代から続く大宰府の歴史や(中国との)文化的交流をくみ取ってもらえれば」と話す。(徳山徹)