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 朝鮮中央通信は18日、北朝鮮外務省の米国担当局長の話として、米朝協議に言及し、ポンペオ米国務長官が関与するとこじれると批判した。さらに、金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党委員長とトランプ米大統領の関係は良いと評価し、「我々と意思疎通が円滑にできる人物が対話の相手になることを望む」とした。北朝鮮に厳しい姿勢で臨む米国の実務担当者とトランプ氏を切り離す狙いがあるとみられる。

 一方、同通信によると、正恩氏は17日、国防科学院が行った新型戦術誘導兵器の試射を視察した。試射は異なる目標に様々な方式で行われたとしている。

 この兵器について、韓国の専門家は「射程が短い巡航ミサイルを意味しているのでは」と分析した。短距離ミサイルは国連の制裁には含まれていない。

 北朝鮮は2月末の米朝首脳会談が不調となり、核・ミサイル関連施設などでの動きを活発化させている。米シンクタンクなどによる衛星写真の分析でも、東倉里(トンチャンリ)ミサイル発射場の施設復旧や、寧辺の核施設で特殊車両の動きが確認されている。正恩氏は近くロシアのプーチン大統領と会談する見通しで、対米協議に有利になるよう、米韓を揺さぶる考えとみられている。(ソウル=神谷毅、ワシントン=園田耕司)