【動画】全国学力調査の「話すこと」出題画面(文部科学省提供)
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 小学6年と中学3年を対象とした文部科学省の全国学力調査が18日行われ、国公私立の小中学生約212万人が参加した。毎年実施している国語と算数・数学に加え、中3は初めて英語も出題され、筆記問題で測る「聞く・読む・書く」の3技能のほか、パソコンなどの機器を使って「話す」の力も問われた。調査結果は7月に公表する。

 英語の「話す」調査は、学校が事前にダウンロードした、出題内容が記録された動画をパソコン画面で再生し、マイクとヘッドホンが一体となったヘッドセットをつけた生徒が話して回答する形式。イラストに描かれた子どもたちが何をしているのかや、海外のテレビ局から取材を受けた設定で、将来の夢と、その実現のために取り組んでいることを答える問題などが出された。回答はUSBメモリーに記録して提出し、文科省が委託した業者が採点する。

 パソコン台数が足りなかったり、当日のトラブルが起きたりし、調査を実施できなかった自治体や学校もあると予想される。文科省は各地の教育委員会に実施状況の報告を求めており、19日に集計して公表する。

 学力調査は毎年4月に小6と中3を対象に実施され、今年で12回目。国語と算数・数学はこれまで、主に知識を問う「A問題」と、主に活用力を問う「B問題」を分けて出題していたが、改訂された新学習指導要領が相互の関係を重視していることなどから今回から一本化された。(矢島大輔)