[PR]

 「切れないのこぎりを使うと、よく切れるようになるのは何?」

 こんななぞなぞを、店主が挑んでくる居酒屋が福岡市にある。

 博多区住吉5丁目の「創作ダイニング柳(やなぎ)」。店先の看板に、なぞなぞを出すようになったのは昨年の夏。

 代表の西村隼祐さん(27)が「他の店にはないサービスを」と考案。正解すると、ビールかハイボールが1杯無料になる。正解者が出ると、翌日から新しいなぞなぞに張り替える。

 冒頭のなぞなぞの答えは、切れないのこぎりは体力を使って疲れてしまうから、「息(が切れる)」。

 集客目的で始めたのに、思わぬ反応もあった。登下校途中の小学生らが集まって考え合ったり、近所のデイサービスを利用している高齢男性から「ボケ防止にいい。みんなで考えるから、(なぞなぞの)紙をちょうだい」と言われたり。営業時間外に通りかかる人から、答えの「置き手紙」をされることもある。

 「もうけには正直、つながっていないけど、楽しんでもらえているようなので、続けていきたい」と西村さん。10連休中も休まず、なぞなぞを用意して挑戦者を待つつもりだ。(小野大輔)