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 旧グランドプリンスホテル赤坂(東京都千代田区)の跡地の再開発工事に携わっていた設備会社の男性社員(当時52)が自殺したのは、仕事のストレスで「心の病」になったことが原因だったとして、渋谷労働基準監督署が労災認定した。遺族の代理人弁護士が18日に記者会見して明らかにした。

 認定は3月25日付。男性は調理室にある業務用の機器を製造販売するタニコー(東京)に勤務。2016年2月ごろから、新しく建てる複合施設内のホテルで機器を取り付ける現場監督を任されたが、4月30日から無断欠勤し、5月2日に自宅近くで自殺した。

 代理人によると、渋谷労基署は男性が4月ごろにうつ病になったと認定。その直前1カ月の時間外労働は108時間30分で、現場監督になったころの月50時間から倍増したとして、うつ病の原因は仕事によるストレスだったと結論づけた。

 タニコーは取材に対し「真摯(しんし)に受け止め、今後も労務管理にはより徹底する」としている。(村上晃一)