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 サウジアラビアのサルマン国王は17日、首都リヤドを訪問したイラクのアブドルマハディ首相と会談した。経済協力をてこに、敵対するイランが影響力を強めるイラクを取り込む狙いがある。ただ、イラクには両国との間でバランスを取りながら地域での存在感を高める思惑がある。

 イラク首相府によると、会談では投資やエネルギーなど13の分野での協力で合意した。就任後初めてサウジを訪問したアブドルマハディ氏は「今回の訪問は、イラク政府があらゆる分野でサウジとの関係を発展させたいという希望の表れだ」と話し、サルマン国王は訪問が「両国の協力と共通の利益の実現を導くものだ」と評価した。

 1990年のフセイン政権のクウェート侵攻を機に、サウジとイラクの関係は冷え込んでいたが、アバディ前政権時代から改善。サウジは今月4日、イラクにある領事館を約30年ぶりに再開。スポーツ施設建設などに10億ドル(約1120億円)の融資を表明した。サウジのカサビ商業・投資相が両国の関係を「新たな段階に入った」と表現するなど急接近している。

 背景にはイランの存在がある。…

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