【動画】形を変化させながら沈む太陽=西田卓見さん撮影
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 太陽が角張った形に変形しながら日本海沖に沈んでいく様子が、北海道乙部町で見られた。蜃気楼(しんきろう)現象のひとつで、町教育委員会事務局長の西田卓見さん(52)が撮影した。

 撮影は4月17日午後6時20分ごろ。日が暮れる際、上部に動物の耳のような小さな突起が1対現れ、変形したまま奥尻島の向こうに沈んだ。西田さんは6、7月にも同じような光景を見たことがあるが、この時期に見たのは初めてという。

 日本蜃気楼協議会副会長で小樽市総合博物館の大鐘卓哉学芸員によると、高さ数百メートルの大気で、上方の気温が下方より高い逆転層があると光が屈折して起きる蜃気楼とみられる。季節には関わらないが、頻繁に起きる現象ではないという。大鐘さんは「高気圧に覆われ、晴れたことで逆転層ができたのだろう」とみる。(片山健志)