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 スズキが出荷前の完成車の検査で不正をしていた問題で、国土交通省は19日、スズキ本社(浜松市)への立ち入り検査を実施した。道路運送車両法に基づく措置で、スズキが12日に提出した調査報告書の内容が適正か確認した上で、処分などの対応を検討する。

 国交省は16日以降、湖西工場などスズキの国内4工場の検査を実施。鈴木俊宏社長ら経営陣にも聞き取りをするため、本社に入った。石井啓一国交相は19日、「検査結果を踏まえて対応が必要となる場合には厳正に対応したい」と話した。

 スズキの検査不正をめぐっては昨年8月、出荷前の自動車の排ガスや燃費性能を検査する工程で不正が見つかった。その後の社内調査で、資格のない検査員が検査したり、ブレーキ検査で不合格になった車を合格にしたりするなどの不正も新たに発覚。18日には過去最多の202万台(29車種)のリコール(回収・無償修理)を国交省に届け出た。