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ほうほう弁護士劇場〈1〉

身近なトラブル、どう対処したらいいの? 大阪の弁護士が自ら演じるコントを見て、法的なアドバイスに「ほう!」と納得。「ほうほう弁護士劇場」、開幕です。

 今回のお悩みは「ネットオークション」。「ノークレーム・ノーリターン」って書いてある商品が欠陥品だったら、どないすればええの?

【動画】弁護士劇団ななころびのコント「ネットオークション」(タイトルコール・西村久美子弁護士)

《気になる答えは…》

え、返品できないの!?

Q ネットオークション、欲しいもんが安く買えて便利やね。「ノークレーム・ノーリターン(『クレームや返品を受け付けない』という意味)」ってたしかによく見かけるけど、写真には写ってない傷や汚れとかあったら、返品できるんですよね?

A いいえ、そうとは限りませんよ。たとえ商品説明で「新品」と書かれていても、少々の傷や汚れは予想されます。そうした傷や汚れはあってもバッグとして物を入れるのに問題がなければ、クレームも返品請求も受け付けられない、と覚悟しておくべきでしょう。

ただし「常識的」に支障あれば

Q えーっ?! そしたら、「ノークレーム・ノーリターン」と書かれた品物だったら、どんな物が届いても文句は言われへんのですか?!

A いいえ、クレームは申し入れるべきです。どのようなバッグを渡すべきかは、出品者が一方的に決めるものではありません。入札時に掲載されていた商品の写真や説明文、「常識で考えて、こうあるべきだろ」という「社会通念」といったことで決まります。したがって、写真はきれいで、説明文も「キズ少々あり」という程度なのに、常識的に見て物を入れることに支障があれば、クレームを申し入れて返品を求めるべきでしょう。

今回のバッグは…

Q ほんなら、今回のバッグはどないですか? 写真や説明文だけでは、まさか穴が開いているなんてわかるわけないですやん?

A そうですね。今回の場合は返品できます。物を入れるバッグとして出品されているのですから、中身が落ちるものを渡しているようでは、出品者の義務は果たされていません。したがって落札者は売買の契約を解除できるわけです。

こんなトラブル、ほかにもありそう

Q ほう、そうなんですか。ほんならひとまずは安心やね。でもこんだけたくさんの人がネットオークションを使ってるやないですか。今回みたいなトラブルになるケースって、世の中にはけっこうあるんとちゃいます?

A はい、全国でトラブルは相次いでいます。全国の消費生活センターと国民生活センターに寄せられた相談件数は2017年度で約6800件に上っています。最近の事例では、「オークションサイトで革製のバッグを落札したが、掲載されていた商品と品質が違っていた。返品を希望したが出品者から連絡がない」といったものもありました。ネット通販はさらに多く、17年度で23万件を超えています。

例えば、偽ブランドだったら?

Q やっぱり多いんやなあ。でも…

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