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 パリの世界遺産、ノートルダム大聖堂の火災を受けて、大津市消防局は19日、比叡山延暦寺の根本中堂(同市)の防災設備の特別査察を実施した。改修中の根本中堂を定期点検以外で査察するのは初めて。

 工事現場を管理する県教委文化財保護課と延暦寺の関係者らが立ち会い実施。約1時間かけて、根本中堂内や周辺を取り囲む足場に設置された消火器や、火災報知機などの防災設備を点検した。

 不備は見つからなかったが、同課の菅原和之さん(56)は「今後も文化財の防災対策には万全を期する」と話した。

 根本中堂は2016年から総事業費約50億円をかけて、屋根のふき替えや木製の柱や天井の補修、塗装工事を行っている。25年度に完成予定。(比嘉展玖〈ひらく〉)