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 京都市右京区の車折(くるまざき)神社の祭神で平安時代の貴族・清原頼業(きよはらのよりなり)にちなみ、同区の嵐山で平安貴族の船遊びを再現する「京都嵐山 三船祭(みふねまつり)」のヒロイン・清少納言役に19日、西京区のピアノ奏者小林里佳さん(41)が決まった。同神社でお披露目と、十二単(じゅうにひとえ)をまとう衣装合わせがあった。

 小林さんは近衛家伝来の古文書などを保存する公益財団法人「陽明文庫」の名和修(なわおさむ)・文庫長の長女。二児の母で、長男は昨年の祇園祭で長刀鉾(なぎなたぼこ)の稚児を務めた。

 小林さんは「雅(みやび)な祭りの大役を任され、身が引き締まる思い。芸能・芸術の神様をまつる神社にピアニストとしてあやかりたい。長男からは『緊張するだろうけれども楽しんで』と励まされた」と話した。

 三船祭は1928年に神社が始めた。2015年から地元有志による三船祭保存会が執り行うようになったのを機に、清少納言役を設けた。小林さんで5代目になる。今年は5月19日にある。嵐山の渡月橋周辺で清少納言役らに扮した平安装束60人の行列があり、渡月橋上流の大堰川(おおいがわ)に船を浮かべ川に扇を流す。問い合わせは車折神社(075・861・0039)へ。(森本俊司)