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 山梨県笛吹市の桃農家らが、子どもたちに桃づくりに興味をもってもらおうと絵本の制作に挑戦している。かわいいキャラクター姿の桃たちの物語で、クラウドファンディングで資金を募っている。完成すれば今秋、峡東地域の小学校などに寄贈する計画だ。

 「農家と作る桃の絵本プロジェクト」。笛吹、山梨、甲州各市などの若手農家約60人でつくる「東仲倶楽部」が企画した。メンバーは数年前から、地元の小学校や保育園で「食育」として桃づくりについて話してきた。

 ただ、同倶楽部会長の雨宮光治さん(35)は「子どもたちの食いつきがいまいちだった」と苦笑する。数多くある桃の種類や育て方など、桃づくりの魅力をもっとわかりやすく伝えるにはどうしたらいいか。考えた結果、「自分たちで絵本を作る」という答えにたどりついた。

 昨年10月、仲間3人と慣れない絵コンテ作りを始めた。桃畑で遊ぶ少女が不思議な世界に迷い込み、桃の幼果(小さな実)に変身し、台風やカブトムシから身を守りながら、ほかの桃たちと一緒に育つ――という物語を書き上げた。

 セリフには甲州弁を盛り込み、…

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