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 トランプ米大統領は19日、ツイッターで、詳細が公表されたマラー特別検察官による「ロシア疑惑」報告書が「いかれた報告書」だと非難した。3月に出た概要でロシアとの共謀や司法妨害が「証拠不十分」と結論づけられた際は「素晴らしい報告書」と持ち上げていたが、態度を一転させた。

 18日午前に400枚超の報告書が公開されると、トランプ氏は「結託なし、司法妨害なし。ゲーム・オーバー」と勝利宣言。同日午後にフロリダ州の別荘に移り、19日はゴルフをした。

 しかし、報告書には、トランプ氏があの手この手で捜査を止めようとする詳細が記されており、米メディアがこぞって報じた。すると、トランプ氏は19日のツイッターで「いかれたマラー報告書にある陳述は、トランプ嫌いの怒れる18人の民主党員によって書かれた。でっち上げで完全な誤りだ」と批判を開始。

 マラー氏による捜査についても「これは起こるべきではない、違法に始まった捏造(ねつぞう)だ。巨大に膨れあがった、時間とエネルギーとカネの無駄だ」などと複数回にわたってツイートした。

 ただ、報告書を受け取ったバー司法長官が3月下旬に4ページ分の概要を公表し、トランプ氏の疑惑を「証拠不十分」と結論づけた時には、上機嫌になった同氏は「マラー報告書は素晴らしい。最高だ」と持ち上げていた。野党・民主党が報告書の開示を求めると、「何の問題もない」と余裕の姿勢を見せていた。(ワシントン=土佐茂生)