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 口蹄疫(こうていえき)の発生から9年が経った20日、都農町の都農牧神社で慰霊行事が開かれた。町やJA関係者ら約30人が参列し、殺処分された牛や豚を思い黙禱(もくとう)を捧げた。

 口蹄疫は2010年4月20日、都農町で発生が確認され、県内5市6町で被害が出た。牛や豚など約30万頭が殺処分され、都農町でも約1万7千頭が犠牲になった。口蹄疫の被害を受けて、都農町などは神社に鎮魂のための慰霊碑「畜魂碑」を建設。以来、毎年慰霊行事を開催しているという。

 都農町の河野正和町長は畜魂碑を前に、「9年が経ったが元の姿にはまだ戻れていない。国内では豚コレラの発生があり、防疫体制を整えることが一層大事。そうすることが失われた命に対する私たちの責任でもある」と話した。(松本真弥)