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(20日、J1 浦和1―0神戸)

 17日に監督交代したばかりの神戸。3連敗と悪い流れが止まらない。

 試合前から不穏だった。2010年にスペイン代表をW杯優勝に導いたMFイニエスタ、FWビジャがけがで欠場した。ビジャは2試合連続の欠場だが、イニエスタは今季初めてベンチ外。「状況は言いたくない。大した問題でないけが」と吉田新監督は苦虫をかみつぶした表情だ。

 頼みの綱でもう1人のビッグネーム、元ドイツ代表FWポドルスキはピッチに立ったものの、今季これまで付けていた主将マークはなかった。監督交代のタイミングで「主将を降りる」とSNSで表明していた。さらに英語で「あなたに誠実に接することさえできない者から忠誠心を期待するな」と意味深なメッセージも送っていた。

 「(監督から)自分に対する信頼も含め、はっきりしたものが見えなかった」と不満を隠さなかったこの日。本来いるべき位置から大きく下がって球をもらう悪癖が出た。シュート1本で、後半途中で交代した。

 チームは、リーグ戦では開幕戦以来の無得点に終わった。パスでの崩し方が多彩なリージョ前監督の戦術が浸透してきていただけに、ある選手は「またゼロからスタート」と自嘲気味に語った。

 大型補強で評判になったクラブに、結果だけで語れぬ嫌なムードが流れている。(有田憲一)