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 小児がんをわずらった子どもたちへの理解や支援を広げようと「ゴールドリボンウオーキング2019」が20日、お台場のシンボルプロムナード公園(東京都江東区青海1丁目)などで開かれた。がん経験者や家族、支援者ら計約4200人が参加。集まった参加費や募金は、患者会や医療機関などに提供されるという。

 午前11時からの出発式では、4歳で脳腫瘍(しゅよう)と診断され、再発も経験した川崎市の西脇和奏(わかな)さん(12)がステージに上がった。治療で髪がなくなり、母親に買ってもらったウィッグは、多くの人が善意で髪を提供してくれて作られていたことを紹介。卒業式や入学式に参加でき、「いろいろな人の思いにとても感謝しています。いつか私もヘアドネーション(寄付)ができたらいいな」と語った。

 11歳で卵巣の腫瘍を治療し、腸閉塞(へいそく)などの晩期合併症で入退院を繰り返した東京都北区の山本三千代さん(29)も体験を話した。就労支援を受けたおかげで2年前に理解のある会社に就職できたとして、「晩期合併症があっても就職をあきらめなくてよい社会の実現を心から願います」と述べた。

 参加者はその後、3キロと5キロのコースを選び、家族や仲間と笑顔で会場を歩いていた。(上野創)