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 将棋駒の生産量日本一の山形県天童市で20日、「人間将棋」があった。満開の桜が咲く舞鶴山の頂上で、天童高校と創学館高校の生徒らが甲冑(かっちゅう)や着物を身にまとい、棋士の指示で移動。大勢の観光客が迫力ある時代絵巻に見入った。

 対局は、宮宗紫野女流二段と加藤結李愛女流2級。「居飛車党で行くぞ」「お主の考えはお見通しじゃ」などと場を盛り上げながら熱戦を繰り広げた。

 自動車部品メーカー「デンソー」(愛知県刈谷市)の子会社が開発した将棋指しロボット「電王手一二さん」も登場。対戦した鈴川小学校4年の荒井有生さん(9)は「ロボットは定跡通りじゃなくて強かったけど、想像以上に良い対局ができた」。開発にかかわった同社の沢田洋祐・製品企画室長は「『いつかは天童でも』が合言葉だった。感動です」と話した。

 21日は午後0時10分から藤井聡太七段の師匠、杉本昌隆八段のトークショーがあるほか、斎藤慎太郎王座と三枚堂達也六段が対戦する。(田中紳顕)