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 NHKの連続テレビ小説、通称「朝ドラ」が今期の「なつぞら」で通算100作となった。日曜日を除き毎朝15分の放送という世界でも珍しいドラマで、視聴率ランキングのトップを走り続ける。その作風は時代とともに変化してきた。

 4月スタートの「なつぞら」は、戦争孤児のヒロイン奥原なつ(広瀬すず)が北海道の大自然の中でのびのび育った後、草創期のアニメ業界でアニメーターとして成長していく物語だ。

 「戦争を描き、苦労するけど立ち上がる。ヒロインはけなげで、明るく前向き。朝ドラとしてオーソドックスな要素が詰め込まれている」と評するのは、「大切なことはみんな朝ドラが教えてくれた」などの著書があるライターの田幸和歌子さんだ。出演者には松嶋菜々子や小林綾子など歴代ヒロインも数多く名を連ねる。「朝ドラの『総復習』という制作者側の意識を感じる」

 NHK放送文化研究所の2018年の調査によると、視聴者にとっての朝ドラのイメージは「健全」が一番多く、「さわやか」「明るい」「安心」「優等生」「無難」の順で続いた。

 朝ドラは1961年に始まった。当初の文芸路線から一転、元気で前向きな女性の一代記路線を確立したとされるのが、66年の「おはなはん」だ。子どもを抱え夫と死別したヒロインが明るく生き抜く。

 さらに、時代を映す要素を取り込み進化してきた。ヒロインが医師をめざす75年の「水色の時」の頃から社会進出する女性が描かれ始め、ヒロインが飛行士になる76年の「雲のじゅうたん」で職業モノが一つのジャンルとして定着。苦労の末、女性経営者として成功する83年の「おしん」はドラマ史上最高の平均視聴率52・6%を記録する。

 バブル期の89年に放送された…

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