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(22日、九州地区大会 興南6―1筑陽学園)

 待ってました、とばかりに興南のエース宮城はリリーフのマウンドに向かった。六回無死三塁のピンチ。「レベルアップした自分を筑陽学園に見せたい」

 昨秋の九州大会準々決勝。筑陽学園には延長十三回タイブレークの末にバックのミスで敗れ、選抜出場を阻まれた。完投した宮城は涙に暮れたという。

 150キロに迫る直球で押しまくる姿は消えた。変化球を振らせる術を覚えた。まず2者連続三振。4番福岡には直球で左飛。見事な火消し役だった。根路銘の逆転3点ランニング本塁打が出たのは、その裏だ。

 結局、無安打の8三振で有無をいわせなかった。「この勝ちが秋にほしかった。でも、あの負けが自分の成長につながりました」。苦い思い出を一つ、整理することができた。