【動画】熊野本宮大社から熊野速玉大社を結び、世界遺産登録もされている熊野川をカヤックで下った=白木琢歩撮影
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 4月16日朝。私は熊野本宮大社(和歌山県田辺市)の旧社地・大斎原(おおゆのはら)の河原に立っていた。ここから目の前を流れる熊野川を、カヤックで下る。隣の舟では、1日に京都を出発し、「平成最後の熊野詣で」と題して全行程を徒歩と船で移動してきた坂本このみさん(33)と山田良憲さん(37)がスタンバイしている。

 なぜ、熊野詣ででカヤックに乗るのか。平安期の上皇や貴族らは、本宮大社から、熊野川の河口にある熊野速玉大社(新宮市)までの移動に川舟を使った。2004年に「紀伊山地の霊場と参詣(さんけい)道」が世界遺産登録された際、熊野川は「川の参詣道」として構成資産の一つになった。

 両大社間のうち、下流の約16キロの区間では川舟下りが復活し、大勢の観光客でにぎわっている。一方、大斎原から川舟乗り場まで約20キロを結ぶ船は運航していない。戦後、上流に発電用のダムができてから水量が減ったのが大きいという。現代の参詣者はバスなどで移動するのが一般的だ。

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