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 佐藤天彦名人(31)に豊島将之二冠(28)が挑戦する第77期将棋名人戦七番勝負(朝日新聞社、毎日新聞社主催、大和証券グループ協賛)の第2局は22日、山口県萩市の松陰神社・立志殿で始まり、午後6時31分、豊島挑戦者が53手目を封じて1日目が終わった。互いに間合いを測る手順が続き、本格的な戦いは2日目に持ち越された。

 持ち時間各9時間のうち佐藤名人は4時間7分、豊島挑戦者は3時間53分消費した。23日午前9時に再開する。

 先手の豊島挑戦者の誘導で、戦型は「角換わり」になった。佐藤名人が△6四角(36手目)と打って相手の動きを制限したのに対し、豊島挑戦者も▲1七角と持ち駒の角を手放して局面の打開を図った。

 豊島挑戦者が3筋で歩を交換しながら戦機をうかがったのに対し、佐藤名人も隙を作らずに対応した。△3三歩を見た豊島挑戦者は、53分の長考で封じ手の意思を示した。

 解説を務める副立会人の山崎隆之八段(38)は「序盤戦で1日目が終わったのは非常に珍しい。機は熟しているので、2日目の午前には中盤戦に突入しているでしょう」と話した。(村瀬信也