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 トルコで最大野党の党首が殴られる事件があり、警察当局は22日、暴行に関わった疑いで与党の党員ら9人の身柄を拘束した。3月末の統一地方選で、首都アンカラなど大都市で与党候補が敗れたことから、与党支持者らの不満が暴力に発展した可能性がある。

 事件は21日、アンカラであった殉職トルコ兵士の葬儀の場で起きた。地元メディアによると、参列した世俗派の最大野党「共和人民党」(CHP)のクルチダルオール氏が群衆に囲まれて暴行を受けた。同氏にけがはなかった。

 葬儀は、少数民族クルド人の非合法武装組織「クルディスタン労働者党」(PKK)との戦闘で死亡した兵士のものだった。現場を撮影した動画には、群衆がクルチダルオール氏に「PKKは出て行け」などと怒鳴る様子が記録されている。選挙期間中、政権与党「公正発展党」(AKP)を率いるエルドアン大統領が「野党はPKKと連携している」と批判していたことから、AKP支持者らが触発された可能性がある。

 主犯とみられる男はAKP党員…

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