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視点 中東アフリカ総局長・北川学

 スリランカの連続爆破テロ事件で、過激派組織「イスラム国」(IS)が犯行声明を出した。ISと実行犯が過激思想でつながっていたのは明らかで、大規模テロを実行できるネットワークを維持していることを如実に示した。

 シリア、イラクで対IS掃討作戦を率いた米国のトランプ大統領は3月末、ISに対する「勝利宣言」を行った。ISの「領土支配」は終わったが、その思想の拡散は抑えきれないでいる。それこそが、ISの狙いだったとも言える。ISに感化された組織はフィリピンやソマリアなど世界中に広がる。仏教徒が多数を占めるスリランカでは、イスラム過激派による大規模テロは起きていなかった。今回のテロはその広がりを象徴する事件だ。

 ISは、貧富の格差や差別など…

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