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 スリランカの教会やホテルなど計8カ所で起きた連続爆破テロ事件で、スリランカの警察は23日、死者が計310人になったと発表した。また、政府は同日、非常事態宣言を発令した。事件に関与したと断定したイスラム過激派組織ナショナル・タウヒード・ジャマート(NTJ)に国際テロ組織の支援があったとみており、国際刑事警察機構(ICPO)が捜査協力をするとも明らかにした。

 非常事態宣言はスリランカ全土が対象。軍に捜査権を与え、警察も含めて令状なしの逮捕を認めるなど治安当局の権限を強化した。治安当局はすでに事件に関与した疑いがあるとして40人を拘束したが、さらなる捜査や新たなテロへの警戒のためとみられる。

 ICPOは現場検証や爆発物、対テロなどの技術を持つ専門家を派遣する予定だ。スリランカ政府の要請に基づくものとみられ、事件に関与した人物の特定や国際的な背後関係について、情報分析を始めているという。(コロンボ=奈良部健)