富山)砺波市美術館に「紙の動物園」

ライター青山智子
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 水玉模様のジンベエザメにカラフルな顔のマンドリル、たばこを吸うイグアナ――。兵庫県西宮市のペーパークラフト作家・秋山美歩さん(36)が手がけた個性あふれる約40点の紙製の動物たちを集めた「秋山美歩 紙の動物園」が砺波市美術館(富山県砺波市高道)で開かれている。

 動物の皮膚が日々変化するように、色画用紙や梱包(こんぽう)用の段ボールで作られた秋山さんの作品も湿気を帯びたり日焼けしたりして変化する。紙の劣化も作品の味になるという。実際の動物の動き方などをもとにポーズや視線も工夫する。「身近な紙で創作できることに驚きや面白さを感じるとともに、作品の動物たちのまなざしを受け取ってコミュニケーションしてほしい」と秋山さん。

 6月9日まで。観覧料は高校生以上1千円、小中学生300円。5月5日までの「となみチューリップフェア」期間中、フェアチケットで鑑賞できる。5月14、20、27日休み。問い合わせは同館(0763・32・1001)。(ライター青山智子)

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