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 栃木県足利市の国史跡・足利学校で、5年後に発行される新1万円札の肖像画として採用される実業家の渋沢栄一(1840~1931)が同校に残した書が特別展示されている。多くの来場者が、渋沢の人柄が伝わってくるような字を興味深そうに見入っている。

 渋沢は1910(明治43)年に足利を訪れ、足利学校や織物工場を視察したり、小学校で講演したりした。

 公開されているのは、渋沢の揮毫(きごう)と書の2点。足利学校を訪れた際、来訪者揮毫集に論語の一節「天之未喪斯文也」(天の未(いま)だ斯(そ)の文を喪(ほろ)ぼさざるや)を署名と共に書いた。孔子の学問に対する強い信念を表した言葉とされている。

 もう一点は、来校の翌年、足利…

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