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患者を生きる・食べる「色の区別つかない」(1)

 大阪府の特別支援学校教員、谷口順子(たにぐちじゅんこ)さん(44)は5年前、連日会社訪問を続けていた。進路担当として、一人でも多くの生徒に希望した職場で長く働いてもらうために必死だった。

 2014年4月、就労を支援する社会福祉法人を訪ねた時のことだった。「あれ、私ろれつが回っていない?」。生徒の性格や能力を担当者に伝える大事な場なのに、一文字ずつはっきり話せていない感じがした。

 自宅では、手に取った物を落とした。それを見た母恵美(えみ)さん(71)から「おかしいよ。しゃべれてないし。あした病院に行き」と言われた。そう言われてみると、ここ数日、体に異変があることを思い出した。水を飲んでも口から「プシュッ」と吐き出したり、尿意はあるのに出なかったりした。

 5月1日、近くのクリニックを受診した。いすに座って自分の状態を説明しようとしたが、医師から「もういいです。体が左に傾いている。すぐ家の人を呼んでください」と言われた。救急車に乗せられ、そのまま大阪市内の病院に運ばれた。

 対応した、神経内科の神吉理枝…

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