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 廃校になった小学校の木造校舎を障害者らの就労支援施設のカフェに改造した、栃木県大田原市蜂巣の「hikari no cafe 蜂巣小珈琲(コーヒー)店」が、26日で開店3周年を迎える。本格的なコーヒーが楽しめると評判で、来店者とギャラリーなどの利用者が年間約3万人に達するなど客足は順調だ。23日から3周年記念のギャラリー展(無料)も始まった。

 市内の社会福祉法人「エルム福祉会」が、2013年に廃校になった旧市立蜂巣小学校の校舎を市から借り、改造してオープンした。黒板、鉄パイプでできた机、オルガン、古時計など学校だった当時の雰囲気が残る中で、コーヒーやランチ(1日80食限定)、スイーツが楽しめる。接客、調理などに約30人の障害者が携わり、17人の職員がサポートする。

 提供するコーヒーは「エチオピア」「デカフェ・コロンビア」など本格的な8種類。店内でコーヒー豆を焙煎(ばいせん)しており、職員の鈴木ルミ子さん(59)と、土川ヤイ子さん(51)は今年1月に念願のコーヒーマイスターの資格も取った。東京での講習を2回受けたほか、帰宅後の勉強も半年間続けたという。2人とも「よりおいしいものを提供できるようになり、コーヒーを文化としてとらえてもらえるようになった」と自信を見せる。店ではコーヒー講座も開き、2人が指導している。

 記念ギャラリー展は、牛の絵画と、童話の人形で知られる「さきや あきら&さきや みつえ 二人展」で、5月4日まで。問い合わせは同店(0287・54・2255)へ。日、月曜定休。(池田敏行)