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教育ひろば

 国際的に活躍できる人材輩出をうたう国の「スーパー・グローバル・ハイスクール(SGH)」に指定されているのは、進学校ばかりだ。現場を訪れると、知識を教え込む受験勉強だけではなく、生徒が世界につながる社会課題を探して「自ら考える力」を身につけさせようとしていた。この力こそ、2020年度から変わる大学入試でも問われ、グローバル時代を生き抜くのに必要な力だとみているからだ。

 SGHの一つ、中部大学春日丘高校(愛知県春日井市)は、生徒が近隣の企業と協力しながら、世界の社会問題の解決策を探る授業をしている。

 名古屋市守山区の廃棄食料処理会社「中部有機リサイクル」を訪れた同校国際コースの2年生6人は2月初旬、「廃棄食料の再利用」をテーマに、中国・上海でのごみ処理改善策を調べ、同社に提案した。街中に共用ごみ箱を置く、ごみ袋を有料化し財源を確保する、動画でリサイクルの意義を宣伝する――。前川覚社長(62)は、生徒の説明にうなずきつつ、こう説いた。「ピュアな思いは分かる。でも、もう少し自分の生活から発想してみようか」

 愛知県内のコンビニなどから賞味期限切れの弁当などを集め、乾燥するなどして家畜飼料に加工する同社では、受け入れる「原料」の廃棄食料の80%は水分だ。前川社長は「つまり、生ごみもきちんと絞れば、家庭ごみだって処理を効率化できる」と指摘。普段の買い物でも、奥ではなく手前から商品を取れば廃棄品を減らす効果があることや、「恵方巻き」も政府が大量廃棄対策に乗り出したことが奏功し、今年の同社の引き取り量は3分の2に減ったことなど、考えるヒントを次々に口にした。

 片桐衣理さん(17)は「学校…

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