拡大する写真・図版感染予防のため15歳以下は小児病棟に立ち入れず、廊下でひとり待つ女の子。ガラス戸の向こうで、入院する兄と父が面会している=2019年4月8日午後、大阪市都島区の大阪市総合医療センター、細川卓撮影

 「少しやから待っとって」

 大阪市都島区の市立総合医療センターの小児病棟へと続く廊下で、ベビーカーの上でぐずる5歳の女の子を父親が優しくなだめる。ぐっと涙をこらえる女の子の姿を見て、父親は鍵のかかった小児病棟のガラス戸を開け、女の子の兄との面会に向かった。

 総合病院の小児病棟は、感染予防のため15歳(中学生)以下は病棟内に立ち入れないことが多い。そのため、入院患者の兄弟姉妹が病棟前の廊下で長時間ぽつんと待っていたり、ソファを机に独りで宿題をしていたりする姿は、珍しくない。

拡大する写真・図版ソファにもたれかかりながら、弟と面会する母を待つ3歳の女の子=大阪市都島区の市立総合医療センター、細川卓撮影

拡大する写真・図版「帰ったら(退院したら)イチゴあるから」。小学生の女の子が、入院する兄にガラス越しに話しかけていた=大阪市都島区の市立総合医療センター、細川卓撮影

 病気や障害がある兄弟姉妹を持つため、孤立感や嫉妬、プレッシャーなど特有の悩みを抱える人たち。そんな人たちを「きょうだい」と呼び、生きづらさを分かち合い、支えようという活動が広がりつつある。

 市総合医療センターでは200…

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