[PR]

 環境省のレッドデータブックで準絶滅危惧種に分類されているノウルシが、石川県小松市の木場潟公園で見頃を迎え、鮮やかな若草色の苞葉(ほうよう)が水べりを彩っている。水質浄化や生態系再生に取り組む市民団体「木場潟再生プロジェクト」などが、今年も生息を確認した。

 県レッドデータブックの絶滅危惧Ⅰ類にも分類されているノウルシは、河岸や湿地などに生える草丈30~50センチの多年草。茎から触ると肌がかぶれる漆のような白乳液が出る。「木場潟再生プロジェクト」リーダーの土田準さん(68)などによると、木場潟周辺の約1千平方メートルに群生する数少ない在来種という。

 以前は田んぼやあぜ道でよく見られたが、除草剤や土壌汚染などの影響で減少。1997年に環境省のレッドリストで絶滅危惧Ⅱ類に分類された。木場潟では15年ほど前から市民らが水草を使った水質改善に取り組み、順調に数を増やしてきたという。現在、県内でノウルシの群生を見ることができる貴重な場所になっている。

 見頃は5月初旬まで。問い合わせは木場潟公園協会(0761・43・3106)。(木佐貫将司)