[PR]

 中国の自動車メーカーは日本や欧米の物まねばかり――。まだそんな認識を持つ人は多いようです。しかし、今や世界最大の自動車市場の中国では、様々な地元メーカーが、独自技術の車を次々に売り出しています。日本ではあまり伝えられない中国メーカーの実力はどれほどのものなのか。4月の上海国際モーターショーを取材した記者が、中国の街を歩きました。

運転席に巨大画面

 若者が集まる、上海の大規模ショッピングセンター。スターバックスの世界最大級の店があることで知られるこの一角に、今年1月、ある自動車ブランドのショールームがオープンした。

 新興の電気自動車(EV)ブランド「BYTON(バイトン)」の初のショールーム。4月半ばに訪れると、展示車「M―Byte」の周りには外国人も興味深そうに集まり、写真を撮っていた。

 目を引くのは、運転席と助手席の前を横幅いっぱいに埋めた細長い画面だ。サイズは50インチ近くで、大画面テレビのようだ。

 地図や走行速度、音楽などの情報が表示され、ハンドルについた小型タブレットをドラッグやスワイプして操作できる。自動車ショーで「未来の車」として展示されるようなデザインだが、2019年中に量産をはじめるという。

 BYTONは16年、日産自動車の高級ブランド「インフィニティ」や独BMWの元幹部らが共同で創業した。米フォードやテスラ、グーグル、アップルなどの出身者もいる。

 「政府の支援も大きい」と案内員の女性は説明する。「量産を始める南京の工場は、南京市からの強力なバックアップを受けました」。車は米国の家電見本市などで注目を浴びたが、今回は「おひざ元」の上海ショーには出展しなかった。「いまは量産を控えた大事な時期だから」という。

著名サーキットで新記録

 BYTONのショールームからほんの数分歩くと、別のEVメーカーの販売店があった。「蔚来汽車(NIO)」。ここも政府の支援や、優秀な人材の確保で急成長した注目株だ。

 14年の創業からまだ5年足ら…

有料会員限定記事こちらは有料会員限定記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

有料会員限定記事こちらは有料会員限定記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

有料会員限定記事こちらは有料会員限定記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

有料会員限定記事こちらは有料会員限定記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

980円で月300本まで有料記事を読めるお得なシンプルコースのお申し込みはこちら