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 京都の寺社20カ所が参加する春の「京都非公開文化財特別公開」(京都古文化保存協会など主催、朝日新聞社特別協力)が26日、開幕した。平成から令和への代替わりと重なることから、各寺社で皇室ゆかりの品々が披露される。

 明治維新まで皇室・摂関家から歴代門主が入った門跡寺院の聖護院(しょうごいん)(京都市左京区)では、江戸時代の光格(こうかく)天皇ゆかりとみられる華やかな「御車輿(みくるまごし)」が公開されている。

 聖護院は天明の大火(1788年)で御所が焼失した際の3年間、光格天皇の仮御所となった。輿は長さ610センチ、幅126センチ、高さ170センチで、当時上皇や親王などに使用された網代(あじろ)輿だ。内部の物見板には、春夏秋冬の宮廷行事が土佐派の絵師により描かれ、両脇の網代には二重菊の紋章があることから、光格天皇やその弟で聖護院門跡だった盈仁(えいにん)親王ゆかりのものとみられるという。

 特別公開は5月6日まで(一部異なる)。1カ所あたり大人800円、中高生400円(一部異なる)。問い合わせは京都古文化保存協会(075・754・0120)。(久保智祥)