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 浦和レッズのサポーターがスタジアム前の路上で発炎筒をたき、4月に道路交通法違反容疑で書類送検された。スポーツ観戦に絡む発炎筒の使用に道交法を適用したのは全国で初めて。起訴できるかどうか、さいたま地検が捜査中だ。東京五輪を控え、警察は応援マナーに神経をとがらせている。

 問題が起きたのは、浦和が優勝した昨年12月9日のサッカー天皇杯決勝。埼玉スタジアムに浦和の選手らが乗ったバスが出入りする際、多数のサポーターが赤い炎を上げる発炎筒を手にして振ったり、地面に置き煙をあげたりした。その様子が動画サイトにアップされるなどして拡散。中心選手の一人も自ら撮影した動画とともに「賛否両論あるが、サポーターを誇りに思う」などとツイッターに投稿した。共感もあったが、「危険だ」などと反発が起きた。

 問題視した日本サッカー協会(JFA)は今年2月、発炎筒に適切な措置をとらなかったことや、同じ試合で許可なく大型の旗を観客席で掲げたことなどを理由に、浦和レッズに罰金200万円と譴責(けんせき)の処分を科した。県警も捜査に乗り出し、当時現場にいた多数のサポーターの中から、20代から60代の男性3人を特定。道路での爆竹などの使用を禁じた県道交法施行細則違反にあたるとして、4月8日に書類送検し発表した。「選手の気持ちを高められると思った」と供述している人もいるという。

 「日本のサポーター史」などの著書がある石井和裕さんは今回の書類送検をスポーツ観戦での発炎筒を「『社会として容認しない』という明確なメッセージ」と読み解く。海外では一部のサポーターが発炎筒を使っており、日本でもJリーグが開幕した1993年ごろまでは散見されたという。

 Jリーグは現在、周りの観客らに危害を加える可能性があるとして、試合運営管理規定で発炎筒を含めた危険物のスタジアムへの持ち込みや使用を禁止している。担当者は「今は発炎筒などの危険物には厳しい目が向けられる。時代とともに対応も変化しなければならない」。朝日新聞では2000年前後には観客席で発炎筒を使い県迷惑防止条例違反で摘発されたケースが2件、報道されている。

 さらに今回警察が念頭に置くの…

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