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 三菱自動車は24日、かつて人気だったRV「パジェロ」の国内向け生産を8月に終了すると発表した。在庫がなくなり次第、販売も終える。一部改良した特別仕様車「ファイナルエディション」を700台限定で販売する。次期モデルは開発しない。パジェロは岐阜県坂祝町にある子会社「パジェロ製造」で生産しているが、輸出向けには生産・販売を続ける。

 1982年に発売を始めたパジェロは、悪路を走破できる四輪駆動車(4WD)として人気となり、三菱自の看板車種に成長。83年からアフリカなどを走るダカールラリーに参戦し、7大会連続を含む通算12回の総合優勝に輝いた。

 ただ、2006年に4代目の現行車が出てからは、長い間全面改良もなく、販売は低調だった。車体が大きく重いため燃費性能が低いこともあり、18年度の国内販売は621台にとどまった。今後、歩行者保護に向けた法規制が強化され、車体改良のための投資がかさみかねず、次期車の開発と国内販売の継続を断念することになった。

 特別仕様車は3.2リットルのディーゼル車で、電動サンルーフなどを装備し、座席下のドア付近にはシリアルナンバー付きのロゴも入る。消費税込み453万600円から。