アテネ五輪女子マラソン金メダリストの野口みずきさん(40)は24日、小出義雄さんが亡くなったという突然の悲報に「私は小出さんが指導された高橋尚子さんに憧れて、後を追いました。一時代を一緒に戦えたことを本当に感謝しています。心よりご冥福をお祈りいたします」と話した。

 最後に野口さんが小出さんと会ったのは3月にあった名古屋ウイメンズマラソンのときだったという。解説者として高橋さんや五輪メダリストの有森裕子さんと共に、選手村でばったり出くわした。言葉を交わすことはほとんどなかったというが、高橋さんと有森さんが小出さんの体を気遣うのを見て「家族みたいで温かい光景だなと思った。競技を離れてもこういう関係をずっと続けられるのはいいなと思いました」。そのときの小出さんの印象は「冗談を言って私たちを笑わせてくれたので、正直、まだまだ元気だなと思っていました。まさかあのときが最後になるとは……」と言葉を詰まらせた。(辻隆徳)