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 中国山東省青島を訪問中の山村浩海上幕僚長は24日、中国海軍トップの沈金竜司令官と22日に会談していたことを明らかにした。昨年の日中首脳会談で合意した両国の防衛当局の交流をさらに推進することで一致し、中国の軍幹部や艦船の訪日に向けて調整を進めることも確認したという。

 山村氏は中国海軍創設70周年の式典に出るため訪中していた。海幕長と中国海軍司令官の会談は、立ち話だった2014年を除くと09年以来、10年ぶり。山村氏は「我々としては人的・部隊間の交流を増やしていきたい。次は日本に招待することになる」とした。

 軍備増強を続ける中国は今回の式典で国際協調を強調した。一方、山村氏も24日のシンポジウムで日米が掲げる「自由で開かれたインド太平洋」構想を紹介した。山村氏は記者団に「自由で開かれた海洋については、日中の考え方や理念は一致していると思う」と話した。(青島=冨名腰隆)