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 世界遺産・平等院(京都府宇治市)の鳳凰(ほうおう)堂の写真を使ったジグソーパズルを許諾なしに販売したとして、平等院が玩具会社「やのまん」(東京都台東区)に販売停止と在庫廃棄などを求め、京都地裁に提訴した。3月29日付。やのまん総務課の担当者は取材に「弁護士に任せているので詳細は言えないが、すべて争う」と話した。

 訴状によると、やのまんは夜間特別拝観時に撮ったとみられる鳳凰堂の写真を使った縦26センチ、横38センチのパズル「月夜に浮かぶ平等院(京都)」を許諾なしで作り、販売(税込み1620円)している。平等院は境内で撮った写真の営利目的使用を禁じ、拝観者に配るパンフレットにも明記している。訴状では「鳳凰堂を玩具として営利目的に使用することを安易に許諾したという印象を持たれ、寺院としての社会的評価を低下させる」と主張している。

 平等院の担当者は取材に「たくさん人が来るなかで危なくないようルールを設けている。ルールを守ってくれている人に申し訳ない」と話した。(川村貴大)