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 山形空港(山形県東根市)でフジドリームエアラインズ(FDA)機が滑走路を逸脱したトラブルで、滑走路北端から約380メートルの左側に設置された「進入角指示灯」が破損していたことが分かった。24日から現地調査を開始した国の運輸安全委員会は、機体が離陸滑走し始めてすぐに進路が左にずれ、前輪を指示灯にぶつけたとみて原因を調べている。

 進入角指示灯は着陸時に滑走路への進入角度を確かめるもの。同委の吉田真治・航空事故調査官によると、滑走路左側に設置された四つの指示灯のうち、滑走路に近いものが破損していた。機体は指示灯を破損後、そのまま滑走路を東に外れ、北端から約700メートルの草地で停止したとみられる。

 調査官らは24日、機体外観や操縦室などを目視で確認したほか、機長ら乗務員計4人に対して聞き取りをした。機体の外観や操縦席などに異常は見られなかったという。今後、フライトレコーダーなどの解析を進め、事故原因を分析する。

 山形空港は、24日午前10時45分着の名古屋便から運航を再開した。(宮谷由枝)