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 京王電鉄の子会社・京王観光の支店が、JRから委託された発券業務を悪用して団体旅行で不正乗車を繰り返していた問題で、JR旅客6社の被害額が計約6千万円にのぼることがわかった。6社はすでに京王観光に対し、旅客営業規則に基づいて被害額の3倍にあたる約1億8千万円を賠償するよう請求した。

 JRによると、賠償請求の通知は今月19日付。同時に、不正発覚後に停止されている発券業務の委託契約について、正式に解除した。これにより、京王観光はJRの乗車券や特急券の発券はできなくなる。

 JR東海は「発券できる立場を悪用した不正乗車は極めて遺憾。契約解除という大変重い処罰を行った」とコメントしている。

 京王観光はJRを使った団体旅行の切符を発券する際、実際より少ない人数分の団体乗車券を発券。同行する社員が保管し、改札口で乗車券を見せて入場させる手口で差額分を利益に計上していた。(細沢礼輝)