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 交通事故で意識不明だったアラブ首長国連邦(UAE)の女性(60)が昨年6月、27年ぶりに目を覚ました。現在は会話ができるまでに回復しており、リハビリ治療を続けているという。UAEの地元メディアが報じた。

 女性はムニーラ・アブドラさん。32歳だった1991年、東部アルアインで、当時4歳だった息子のウマルさんと車で移動中に別の車との衝突事故に巻き込まれ、頭を強く打って昏睡(こんすい)状態となった。

 英国やUAEの病院を転々とした後、2017年からはドイツの病院に入院して治療。昨年6月、ウマルさんが病院で口論していると音を立てて反応し、その3日後にウマルさんの名前を呼んだという。現在は会話ができるまでに回復し、UAEに戻ってリハビリを続けている。

 事故当時の母親と同じ年齢になったウマルさんは、AFP通信の取材に「同じような経験をしている人たちにこの話を知ってもらい、希望を持ってほしい」と語った。(高田正幸)