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 4月に導入された在留資格「特定技能」のうち、外食業の技能試験が25日、東京と大阪で行われ、2会場で192人が試験に臨んだ。人手不足に悩む外食企業だけに、自社でアルバイトしている留学生に受験させる動きが目立つ。

 大企業のオフィスが立ち並ぶ東京・大手町のビルの24階でこの日、アジア各国出身の100人が技能試験に臨んだ。接客、調理、衛生管理の知識を日本語で問う内容で、受験者によると、接客で使う敬語や苦情対応、食品アレルギーについての設問もあった。

 新橋の居酒屋チェーン店でアルバイトをしているベトナム人留学生のグエン・ティ・ニーさん(22)は、店の勧めで受験した。外食の業界団体がつくったテキストを使って勉強したという。「バイトの経験があるのでそんなに難しくなかった。合格して日本でどんどん働きたい」と話す。

 ベトナム人留学生のグエン・スアン・チェンさん(24)も、居酒屋チェーンの「鳥貴族」と「土間土間(どまどま)」で計6年間のバイト経験がある。「調理も接客もできる。特定技能の資格を得て、正社員として働きたい」と語る。

 受験者の多くは、国内の飲食店で働く留学生とみられ、会社側が受験を働きかけている。今回の試験では、「日高屋」を運営するハイデイ日高では十数人、「甘太郎」などの居酒屋チェーンを展開するコロワイドでは5人が受験する予定という。

 試験は、3月22日の募集開始日に2会場計338人の定員が一杯になった。追加試験を求める業界団体の要望を受け、農林水産省は急きょ、4月26日にも2会場で試験を行うと決め、2日間で計1千人が受験することになった。6月には全国7都市で2千人規模、秋には3千人規模の試験を行う予定だ。

 会社側が試験を受けさせるのは…

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