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 ホタテ養殖を営む青森県むつ市川内町の漁師ら約50人が25日、「漁師の森」と名付けられた川内川中流の市有林伐採地(約3千平方メートル)にブナやナラ、ヒバの苗木300本を植えた。

 川内町の前浜には、江戸時代より「俵もの」と称してホタテやナマコが出荷されてきた水産資源豊かな海がある。子孫たちもこの豊かな恵みにあずかれるようにと、地元漁協が昨年に続いて植樹祭を企画した。

 植えた苗木を育てるためにまいた堆肥(たいひ)は、同漁協がホタテ養殖の際に出るごみなどを鶏ふんに混ぜて作っているもの。ホタテ養殖三十数年という八戸勇蔵さん(53)は「ホタテ残渣(ざんさ)は(処理に困る)やっかいものだが、山に帰して森が育てばいいサイクルになる。わいど(私たち)のためでなく、孫の代のため木を植えた」と話していた。(伊東大治)