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 ソフトバンクは25日、無人航空機を飛ばし、携帯電話と電波をやりとりする基地局として使うシステムを開発したと発表した。地上の基地局が整備されていない発展途上国でも携帯が使えるようになるといい、2023年をめどにサービスを始める。

 同社によると、無人機は全長約80メートルで、ソーラーパネルを搭載して6カ月間続けて飛行できる。地上約20キロメートルの成層圏から地上の携帯電話と通信する。成層圏は気流が安定しており、一定のエリアを旋回して飛ぶ。一般的な地上の基地局では電波が届く範囲は直径数キロのため多数設置する必要があるが、無人航空機なら直径200キロをカバーできるという。

 アフリカや東南アジアなどの携帯通信ができない地域での需要を見込む。日本でも基地局がない山間部での通信環境づくりや、災害時に地上の基地局が故障した際に補完することなどを想定し、25年ごろのサービス開始をめざす。(徳島慎也)