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 1997(平成9)年1月にロシアのタンカー・ナホトカ号が日本海沖で沈没した事故で、流出した重油は石川県加賀市の海岸にも漂着した。回収された重油混じりの砂約5500トンは、22年後の今も小松市の山中にある。産廃処理に揺れた平成の残滓(ざんし)。日本海からの新たな「やっかいもの」への対応も令和に持ち越された。

 重油の混じった砂があるのは市中心部から約10キロ離れたところにある、かつての産業廃棄物の最終処分場の敷地内。97年4月、当時管理していた県内の業者がこの処分場の原状回復のために埋め立て地の上に盛る「復土」として利用しようと約1億5千万円で請け負った。県廃棄物対策課によると、「重油の含有量が5%を超えると産業廃棄物としての処理が必要だが、5%未満と確認されているので、普通の砂として処理できる」。

 しかし、業者は許可容量を大幅に上回る産廃を処分場に投棄。度重なる業務改善命令を県から受け、2011年、砂を放置したまま処分場の許可を取り消された。5年前から管理を継承した別の業者も復土には着手していない。「今年度中には何とかしようとは思っているが……。平成の間には無理だったね」

 不法投棄が社会問題化するなど…

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