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 大津市は25日、利用者に虐待を繰り返したとして、同市富士見台、グループホーム「NPO法人シルバーの森夕照苑(せきしょうえん)」に対し、1年間の新規利用者の受け入れ停止と3カ月間介護報酬の請求上限を7割とする行政処分を出した。市が介護事業所に対し、虐待で行政処分を出すのは初めて。

 市によると、2017年12月ごろ、前施設管理者の男性が利用者に「チューしたろうか」などと性的な言動をした。市は18年2月に性的虐待と認定し、施設に家族への説明や研修の実施などを求めた。だが、18年8月ごろにも前管理者が別の利用者に声を荒らげて行動を制限したり、暴言を吐いたりしたことが発覚し、市は9月に心理的虐待と認定。その後、管理者が虐待し、長期間繰り返されたことを重視し、介護保険法に違反すると判断した。

 前管理者はすでに施設を退職し、現在の利用者11人は同ホームでの生活を続けるという。(宮城奈々)