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運動誘発の食物アレルギー「学校で初めて発症する子も」

有料会員記事学校の死角

川口敦子 北林晃治
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 給食を食べた後に運動してアレルギーを発症することがある。本人はそれまで知らず、学校で初めて発症する例も多い。重い症状になることがあり、学校や医師らが連携して命を守る取り組みが始まっている。

菓子パン食べた後のサッカー練習中に

 東京都内の中学2年の男子生徒(13)は小学校の時に2度、体調の急変に見舞われた。

 最初は5年生だった。地区のサッカー大会前の2017年1月、放課後に自宅に戻って菓子パンを三つほおばり、自転車で5分ほど走って校庭に戻った。友人と練習を始めて30分ほど経つと目がかゆくなり、せきが出てきた。トイレの鏡をのぞくと、左目が大きく腫れていた。息も苦しい。

 保健室に行くと、養護教諭はアレルギーを疑い、母親の松原里美さん(48)に直ちに連絡。これまでにアレルギーを発症したことはなかったが、総合病院で受診すると、じんましんが全身に出ていた。

写真・図版
「食物依存性運動誘発アナフィラキシー」を抱える男子生徒が持ち歩く自己注射「エピペン」=2019年3月27日午後、東京都、西岡臣撮影

 医師は、食後の運動で発症す…

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