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 最長で1・5メートルに及ぶ大きな房で知られる柳川市三橋町中山の大藤が満開になり、連日、大勢の観光客でにぎわっている。今年は例年より開花期間が長いため、「中山大藤まつり」も2日間延長され、30日まで開かれる。26日には新5千円札の図柄との関連を紹介する案内板も設置された。

 中山大藤は、樹齢約300年と言われる大木が、約2千平方メートルの藤棚いっぱいに薄紫色の美しい花の房を下げる。近年は台湾や香港など海外からも観光客が訪れ、記念写真を撮ったり、花見酒を楽しんだりと、人気観光スポットになっている。5月6日までは夜間のライトアップもある。

 新設した案内板によると、財務省が発表した新5千円札のデザインに採用された大阪市の「野田藤」は中山大藤の親にあたる。中山大藤は、江戸時代中期に柳川で酒造業を営む住人が野田藤を見物し、その見事さに感動。実を持ち帰って自宅に植えたのが起こりだという。

 熊本市から訪れたという主婦(68)は、案内板を見て「5千円札の図柄との関係は最近、テレビ番組で知ったばかり。日本人の花見と言えばサクラが主流ですが、フジの素晴らしさももっと大勢の人に知ってほしい」と話していた。(森川愛彦)