拡大する写真・図版 昨年水揚げされたコウナゴ=昨年4月、福島県相馬市・松川浦漁港、杉村和将撮影

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 春を告げる魚として知られるコウナゴの群れが福島沖で見つからず、今季は水揚げゼロで終わる見通しとなっている。昨年まで東京・築地市場で全国1位のシェアを占めるなど、福島漁業の復活をアピールする代表的な魚だっただけに、稼ぎ頭の失速に加工業者らの落胆も大きい。

 コウナゴ漁は3~5月に漁期を迎える。沿岸漁業における主力魚種の一つで、県内の震災前年の水揚げ高は8億9千万円に上った。

 震災後の試験操業が2013年春に始まると、愛知や三重など他県の主力産地の不漁を受け、東京・築地市場での取扱量が増加。17~18年の漁期には福島産のシェアが1位となり、1キロあたりの単価も2千円を超えた。

 ところが今年は一転して記録的な不漁となった。昨年の水揚げ高が5億円を突破していた相馬双葉漁協では、3月だけで前年比2億3千万円の減。漁師たちは漁期に備えて魚群探知機で群れを探してきたがまったく見つからない。

 小型船「神明(しんめい)丸」の鈴木日出男さん(45)は「去年は値が良くて1回の漁で100万円を超える船も多かった。残念だ」と話す。原釜地区の加工業者も「コウナゴとシラスの加工が一番もうけが出るから、この状態は厳しい」と嘆いた。

 コウナゴが消えた原因はわから…

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